中高生でもできる災害時要配慮者への支援

災害時の支援には若者の力を期待しよう !

急病・災害時の支援の担い手として小中高校生の力を活用することが有効であると考えられ、減災教育活動にその力を活用している例は多数見られています。特に、知力・体力が大人に近づきつつある中高生は昼夜を問わず地域に居住するため地域減災の担い手のキーパーソンになり得るのです。

被災地や避難所で小中高校生ができること(私の避難所での体験から)

  • あいさつ  「おはよう!」「お手伝いできることはありますか?」 など元気な声を出そう
    災害で沈んでいる大人たちも元気がでるんです。
  • ラジオ体操 第一・第二は音楽なしでもできるよね
    深部静脈血栓症(エコノミークラス症候群)や廃用症候群を予防できます。避難所での運動不足も解消できます。
  • そうじ 床のぞうきんがけ・トイレ・窓ふき
    避難所での暮らしをしていると、避難所はどんどん汚れていきます。いつも学校でやっている掃除をしよう!
  • 配食やかたづけ
    自発的にやってくれるとみんなが助かるよ!
  • 救援物資の整理整頓
    いろいろな物資が送られてきて、避難所は整理整頓が必要になります。また、自分で物資を取りにいけないお年寄りや小さい子供さんがいるお母さんにも配りましょう。
  • お年寄りや小さい子どもさんの世話
    災害後は、働き手は自宅の方受けや避難所からお仕事に行かれるため、昼間に残されているのはお年寄りと小さいお子さん達です。学校も休校でしょうから、この方々のお世話をしましょう。
  • 手洗いやうがいなど健康維持のための活動
    避難所のなかの感染予防を働きかけて暮らしている方々を病気から守りましょう。手洗いやうがいのポスター作りなんかもやってみて!
  • 手助けが必要な人がいたら看護師さんを呼んで!
    自分では判断できなかったら専門家にきいてみて。

  • 兵庫県立大学 大学院 看護学研究科