2006年9月28日
瞬時災害警報システム J-ALERTについて

全国瞬時災害警報システム(JーALERT)についてご存じですか?

これは、津波・地震・弾道ミサイルなど瞬時に知らせるべく情報を国民に知らせるためのシステムです。現在、実証実験が済んだ状況です。

詳しく知りたい方は、消防庁のH18年3月に時点での報告書をお読み下さい。

現在、国やその地方に有事が起こった場合の情報は、自治体の職員が国からの情報をFAXでうけとり、防災無線で警報を流す。しかし、職員がFAXに気づかなかったり、手間取ったりした場合は遅れが生じることになります。あってはならないことですが、起こらないとは限らないですよね。

そこで、JーALERTというシステムがいま注目されています。

これは簡単に言えば、国がメディアや自治体への連絡をする事を必要とせず、防災無線を通じて国民に直接伝えることができる初めての仕組みです。

実証実験の結果では、防災無線を自動発信させるのに20秒かかった自治体もあったのでまだまだ整備が必要ですが防災減災の仕組みは一歩進んだという気がします。

しかし、もっと重要なことは、早くに警報を流す仕組みは整いつつあるけれどその後の対処にはまだまだ課題がありそうです。

警報をきちんと住民が受け取ることが出来るのか検証、受けたあと迅速で適切な行動ができるのか、パニック防止策はどうか?、など住民への対処策を進める必要がありそうです。

防災無線が整っていない自治体もたくさんあります。

でもこういう事が進んで居るという情報だけは知っておいてくださいね。

安心して良いのやら「整備を早くして」と怒ればよいのやらですが。


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