2011年6月10日
インフリキシマブ(レミケード) VS ステロイド

日経メディカルオンラインで読んだ記事を抜粋させていただきます。

この記事は、第12回欧州リウマチ学会で報告された内容をまとめたものです。

メトトレキサート(MTX)+インフリキシマブ VS メトトレキサート(MTX)+ステロイド 

両者の直接比較を実施

【メトトレキサート(MTX)+インフリキシマブ】55人、MTXを週に10-20mg、インフリキシマブを0.2.14.22週に投与

【メトトレキサート(MTX)+ステロイド】 57人、MTXを週に10-20mg、0週にステロイド(メチルプレドニゾロン250mgを静脈内注射、2.14.22には盲検性保つため偽薬投与)

結果:6週後・14週後・26週後・50週後・78週後 のどの時点においても両者に有意差はみられなかった。

6か月以上の臨床的寛解が維持できた割合は

【メトトレキサート(MTX)+インフリキシマブ】 では38.9%

【メトトレキサート(MTX)+ステロイド】では32.1%

有意差なし

HAQスコア

【メトトレキサート(MTX)+インフリキシマブ】 では26週:-0.66,78週:-0.79

【メトトレキサート(MTX)+ステロイド】では26週:-0.57,78週:-0.74

有意差なし

 

78週まで終了できた人は、インフリキシマブ群43人とステロイド群42人

結論:両群とも治療成績に差はなし、今後、関節破壊抑制効果の解析結果による比較結果が出たらそれが決め手となりそう。

 


コメントを残す

ニックネームは公開されますが、メールアドレスは公開されません。
* が付いている欄は必須項目となりますので、必ずご記入をお願いします。