第5回兵庫リウマチチーム医療研究会で開発した「ふきん絞り器の効果について」発表しました

「手指機能や握力に依存せず簡単に絞れる「ふきん絞り器」の開発と性能評価調査」について、発表してきました。

日時:2012年5月26日(土) 16:00~19:10 (15:30会場)
会場:ホテルオークラ神戸 1階 「平安の間」
一般演題の一つとして、健常人グループとリウマチ患者さんグループと脳卒中患者さんグループの3群比較の結果と、特にリウマチ患者さんの結果について発表しました。240人もの人が会場に参加されていましたので発表し宣伝した効果がありました!
リウマチ患者さんのなかでもすでに手絞りで絞り困難のある人、とくに握力が10kg以下の方は製品利用するほうがよく絞れることがわかりました。製品のホームページはこちらに紹介しています。http://ns.sandankyo.com/shibottaro/index.html
 その他の一般演題やミニレクチャーにも自助具に関する発表があり、共通する内容があり刺激になりました。
 教育講演では、新潟県立リウマチセンターの村澤章先生に「関節リウマチ治療医療連携」に関する講義を受けました。非常に感銘を受けたのは、日本の看護職はよく勉強し患者さんのニーズも掴んでいる。医師と違った面で看護師にしかできないサポートがたくさんあるっておっしゃってくださったことです!
 日本のリウマチ医療は薬物治療に関してだけでもアメリカに約10年遅れていることも伝えていただきました。しかしアメリカとは医療事情がちがうのでより地域医療連携が必要である。「日本独自の関わりを構築できる」といわれていましたのでいまこそがんばり時だなあと感じています。
 この研究会は、医師・看護師・理学療法士・作業療法士・企業さんなど関連する多くの職種の方々が集まり情報交換ができるすばらしい会です。会を運営してくださっている三浦靖史先生に感謝です!

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  • 兵庫県立大学 大学院 看護学研究科