第5回日本リウマチ看護研究会を開催いたしました

2017年7月23日(日)暑い中でしたが、本学で第5回日本リウマチ看護研究会を開催いたしました。31名の参加でしたが全国からご参加いただき、また、違う職種の方々にもお越しいただき盛況でした。

第一部

特別講演ではソーシャルワーカーの馬渡徳子先生(写真左)から、RA患者さんが使える社会保障、社会福祉について日頃どのような工夫をされているかについて、具体的なお話が聞けました。看護師がMSWにと連携するときに最低限知っておいく必要のある知識や行動についても伺うことができました。終了後のアンケートでは、明日から目の前のRA患者さんに情報提供して役立てていきたいという内容の記述もありました。

次に、井上満代先生(写真中)には、SLEのQOL尺度であるLupus PROについてご講演頂きました。この尺度については他の国の言語のものはありましたが日本語版はありませんでした。博士課程の勉強の中でこの尺度が最も良いと思い尺度の翻訳と、開発、信頼性妥当性の検証を行った経緯についてお話頂き、SLE患者の身体心理社会的状態が理解が深まるようなわかりやすい講義を頂きました。参加者のアンケートでも、「研究について詳細に聞け、レベルの高いお話だけど理解ができ、参加してよかった」という内容を頂きました。

第二部

事例を4つ発表してもらいました。事前に応募いただき、事務局とのやり取りで最終版を作成頂きました。抄録と当日PPTの両方をご用意いただき大変ご苦労だったと思いますが、4事例とも日頃臨床で困っている内容でしたので、グループディスカッションがはずみました。(写真右)

やはり、次回も事例ディスカッションをしたいという希望が多かったです。

研究会規模だからこそできる顔と顔の見える距離でのコミュニケーションで、臨床での悩みを共有し、最善の看護を皆で考える良い時間となりました。

 

第三部

神戸三宮のレストランで18人が集まり懇親会をしました。初めて会う方々とも親睦が深められ良かったと思います。

 

来年は、愛媛県の道後温泉病院の看護師さんの協力をいただき道後で開催したいと考えています。

日程については近日中に検討しますのでぜひこのページをご覧になった方はご参加お待ちしております。

 

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  • 兵庫県立大学 大学院 看護学研究科