2007年3月6日
笑いはリウマチに効く

この週末に日本クリティカルシンキング研究会に参加しました。その研究会では日曜日の午前に「笑いと健康」というテーマで”自称:医者(産科医)もできる落語家”とおっしゃる昇 幹夫先生の講義を聴きました。

講義と言うよりまるで綾小路きみまろみたいなダジャレの連続でずっと私たちは笑いっぱなしでした。先生がおっしゃるには、リウマチの方々も笑うと痛みが消え炎症反応も下がるという結果が出たらしいです。

今日は、笑いがリウマチに効く というテーマでお話ししましょう。

この”リウマチの方々が笑うことで痛みが消え炎症反応が下がった”というのはリウマチ分野では権威ある研究雑誌「Journal of Rheumatology( ジャーナル オブ リューマトロジー)」という雑誌に本当に掲載されたことなのです。

落語を聞いて大笑いしたリウマチ患者さんの血沈値やインターロイキンー6(炎症と密接な関連)や痛みが減ったということです。この落語は、林家木久蔵師匠の落語を聴いた結果だということです。今度この文献を取り寄せてもう少しじっくり読んでみようとおもいます。

別のデータで落語は落語でもベテランと新人とでは効果に差があるというけっかもでているらしいですが・・・

私がこれまで文献を読んだ結果でも同じ出来事でも物事をポジティブに捉える人のほうが痛みや鬱の頻度が少ないという結果もでています。

なるべく楽しいことをして楽しいことを考えるほうがからだによさそうですね。とはいっても痛いときは痛いのがリウマチですよね。

先日お会いしたリウマチの方々がそろっていっておられました。お出かけやおしゃれしてお友達にあう予定があるときは痛みのコントロールもばっちりしているし気が張っているから体調は大丈夫なことが多いのだそうです。

帰宅してぐったりだーともおっしゃっていましたが(苦笑)。

そろそろはーるですねえ、ちょっとでかけてみませんかー。

たまには外へ出てお友達とお話しして発散しましょう。

出典:

Effects of mirthful laughter on neuroendocrine and immune system in patient with rheumatoid arthritis. J Rheumatol 1996; 23: 793-794.


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