2015年8月3日
リウマチ看護実践で使える「面接シート」を公開します

私の実施している研究グループで開発した「面接シート」と「意思決定支援シート」を公開いたします。

面接シートフォーマットはこちら → 神崎研究による面接シート

看護実践をする中で、外来や病棟で気になる患者さんがいるけど話を聴くための時間が割けない、どのようにしてお話を聴いたらよいかわからない、チーム医療に課題があるなど悩んでいる方々は是非、このシートを活用してみませんか?

まず、10分間程度の時間をつくり患者さんのお話を聴く努力をしましょう。

そして次の1~6について確認しましょう

1.患者さんに接する前に、あなたは患者さんのお話しを聴く準備が整っていますか?

2.笑顔で声の調子を整え患者さんに向き合う準備は出来ていますか?

3.外来や病棟を見渡し、しっかり観察をしてみましょう。

4.患者さんの振る舞い仕草をよく観察しようとする意識は高められましたか?

5.耳を傾け、話しを聴こうとする姿勢がありますか?

6.一方的に話しをしたり、話しを遮ったりしていませんか?

 

準備が出来ましたか?

では「面接シート」を使いましょう。面接シートフォーマットはこちら → 神崎研究による面接シート

このシートの目的は、シートを全部埋めることではありません。患者さんのお話をよく聴くことが大切です。まずSTEP1を実施し、さらに必要なら他の項目についても使いましょう。

【面接シートの目的】

患者さんに接するNsが、「面談シート」により、十分な対応と観察、アセスメントが出来るよう誘導され、それによって提供する看護の質が高められる。

このシートは、兵庫医療大学 神崎初美の研究グループで開発されたものです。実践での使用は自由ですが、研究使用を検討する時は、神崎(kanzaki★huhs.ac.jp)までお問い合わせ下さい。

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この面接シートに関連する神崎初美の研究:

  • リウマチ看護師の専門性の可視化・構造化と戦略的看護介入の確立 (平成23~25年度 文部科研 基盤研究B 主任研究者:神崎初美、分担研究者:金 外淑、泉キヨ子、松本美富士、三浦靖史)
  • 病院・在宅療養を支援するリウマチ看護の質を担保するアプローチ方略の開発と促進(平成26~28年度 文部科研 基盤研究B 主任研究者、分担研究者:金 外淑、元木絵美、泉キヨ子、松本美富士、三浦靖史)

【面接シートに関する論文】

金 外淑, リウマチ患者の心理的支援:心理的支援につなげる心理アセスメントを用いて,臨床看護,2013,12月号,へるす出版.

Kim, Woesook; Kanzaki, HatsumiDevelopment of a psychological assessment tool for chronic disease patients , AFC 2016.


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  • 兵庫県立大学 大学院 看護学研究科