第19回大阪リウマチケア研究会 パネリストとして出席しました

平成24年6月23日(土)14:00-17:00
場所:BREEZE PLAZA(ブリーゼプラザ)7階小ホール

パネルディスカッション 14:40-15:45
「生物学的製剤時代のリウマチの看護とケア」
の3人のパネリストの一人として「生物学的製剤ー患者の状況の見極めと自己決定を支える看護ー」
のテーマでお話ししました。内容は「生物学的製剤の注射手技指導と 自宅での自己注射への移行が難しい要因」の検討と、患者さんに必要なセルフマネジメントの能力や自己効力感(セルフエフィカシー)を育てる方法に関してお話しました。たくさんの方々に聞いていただき、わたしたち3人の話の終了後に行ったディスカッションも充実しました。今回のこの研究会のテーマが「医療と経済」でしたので、生物学的製剤の個人支払い負担の大きいことについての改善を望む声の大きいこと、困っている患者さんを看て(診て)いる私たちがすべきことについても議論ができよかったです。また、患者さんの「心の寛解」についてのお話も話題に出ました。わたしはこのきっかけになる心的な変化のことを「一つ乗り越えた認知」と呼んでおり、乗り越えて達観した状況のことを「Mastery」と呼んでいます。苦悩を乗り越えつつある人々でも痛いときは痛いのですが、痛みがすぎるとまた前を向いて積極的に社会参加されます。
わたしは患者さんの苦悩な時期が少しでも短くなるような看護介入プログラムを現在RAナース達と共に作成しています。少しずつですが私たちも努力しています!

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  • 兵庫県立大学 大学院 看護学研究科