2006年6月19日
暑くなってきました、水分補給大丈夫ですか?

今日は、明石方面はとてもよいお天気です。

風も心地よくって梅雨の最中とは思えないくらいです。

しかし、だんだん暑くなってきますと、熱中症脱水症が心配な季節になってきます。

意外と、日常生活の中での水分の取り方って改めて講義を受けるほどでないと思っておられるのでは?

しかしこれからの暑い夏にはとても重要なことですからちょっと読んでみてくださいね。

人間の体は、50~60%は水分で出来ているのです。私は体脂肪が多いから、少ないから、水分は違うんじゃないかって思われるひとも居られるかも知れないけど実はだいたいみんな50~60%は水分なのです。

(余談:新生児は80%くらいが水分だそうです。)

というわけで、その水分が汗などで失われたり、水分摂取不足が続くことで、体の様々な不調が起こってきます。

起こる症状:ぼーっとして意識が遠くなる・脈が速くなる または 脈が弱くなる・熱が出る・手足が冷たくなる・唇や舌が乾燥する・皮膚がかさかさする

下痢・嘔吐があるとか、おしっこがでないもしくは減るという状況は水分が排泄されていない、つまり排泄すべき水分が無くなってきている証拠ですので要注意!脱水症を疑いましょう。

水分が不足すると、血液が濃縮されますので、流れが悪くなり血栓(血の塊)が起こりやすくなります。ですから適宜水分を補うことが必要です。

【ワンポイントアドバイス:脈拍のはかり方】

  1. 手のひら側の親指の延長線上と手首の交わるところにもう一方の人差し指と中指をそろえて置き、脈を打つのを確認します。人差し指と中指がいちばん感度がよいので脈を計るときはこの指にしましょう。 親指は鈍いです。時計を見て一分間の脈拍を測定します。
  2. 通常、身体に負荷をかけると脈拍は多くなります。いつもより30回以上脈が多い時は安静にしてみましょう。
  3. いつもの脈拍数を知っておきましょう。その脈拍と比べてどれだけ早いかで異常かどうかを判断しましょう。

 自動血圧計をお持ちなら測定しいつもと比べてみましょう。

水分不足は、暑い中で過ごしたり汗を多くかいたりすると起こります。入浴中や睡眠中にはかなりの汗をかきます。

普段からこんなときには水分摂取するようにしておきましょう。

  1. 朝起きたとき
  2. お食事の時
  3. お茶の時間・・・年齢とともに喉の渇きに気づきにくくなります。こまめに飲むようにしましょう。
  4. 入浴前後、特に後
  5. 夜寝る前・・・これは途中目が覚めてしまうことになるので、ベッドや布団のそばにストロー付きのボトルにお茶を用意しておくなどしておきましょう。

水分摂取のかわりにイオン飲料やリンゴジュースなどもよいでしょう。

脱水が起こっているときには、少し糖分や電解質が入ったもののほうが水分以外の成分も補給できるのでよい場合があります。

脱水症の場合は、脱水になる前から水分以外の成分も補給できていない可能性があるので効果的だったりします。

しかし糖分のとりすぎには注意してください。

それから、水分補給が必要と聞くと、一度にたくさん飲み過ぎて心臓に負担をかける可能性もあります。注意してくださいね。何でもほどほどにしてくださいね。


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