2009年4月30日
新型インフルエンザの知識を深め、備えましょう

世界保健機構(WHO)は4月28日に新型インフルエンザの警戒水準をフェーズ4とし、さらに本日30日にフェーズ5としました。

発端はメキシコでの豚からのインフルエンザ感染で、メキシコで発生しているインフルエンザです。そしてメキシコへ旅行していた人が各国に戻り感染していることがわかりました。これがフェーズ4の段階に当たります。

この帰国者のインフルエンザがその国にいる人へ広まること、つまり「人から人へ感染が拡大する」ということがいま起こっていてフェーズ5の段階になっているのです。

実は段階は全部で6つ有り次は最終段階のフェーズ6があるだけなのです。

フェーズ6とは・・・

世界中での感染伝播の段階で、「パンデミックの発生」という言葉を使います。

非常に怖い状況なのですが、驚いて怖がっているだけでは予防できません。

不必要に慌ててパニックになるのではなく、確実に備えましょう。そのためには正しい知識を持つことが重要です。

インフルエンザはウイルスです。この世の中で最も小さい生物です。簡単に移動でき空気中を漂うことができます。空気感染・飛沫感染(せきくしゃみで飛ぶ)が可能なんです。

生物の中でしか生きられないことも特徴なのです。

次は弱点ですが、暑いのが苦手です。だからきっと真夏には流行らないしこの流行も沈静化するでしょう。でもまた冬が来たら流行がぶり返す可能性があります。

いまからつくる新型インフルエンザ対策のワクチンがこの冬に間に合うかどうかが鍵です!

ここからは対策を述べます!

対策1:風邪予防と同じように、外から帰ったら手洗い・うがいを励行しましょう!

対策2:「熱があるかな?」と思ったらすぐ熱を測り発熱していたら「発熱相談センター」に電話をしてください。

    インフルエンザの症状:発熱・倦怠感・食欲不振・咳・鼻水・咽頭痛・吐気おう吐・下痢など

YahooやGoogleなどの検索エンジンで「発熱相談センター ××××」(発熱相談センターと入力し1文字スペースをあけてその後ろに都道府県名をいれる)と検索したら電話番号が出てきます。

例) 発熱相談センター 兵庫

◇新型インフルエンザなどの発熱電話相談窓口
 (県健康福祉事務所)
芦屋     0797・32・0257
宝塚     0797・74・7099
伊丹     072・777・4111
加古川    079・422・0006
明石     078・917・1128
加東     0795・42・6287
中播磨    0790・22・1234
龍野     0791・63・5143
赤穂     0791・43・2321
豊岡     0796・26・3671
朝来     079・672・5995
丹波     0795・72・3488
洲本     0799・26・2051
県疾病対策室 078・362・3226
 (各市保健所)
神戸 078・322・6787
姫路 079・289・1635
尼崎 06・4869・3010
西宮 0798・35・0236

各都道府県にこれから「発熱外来」も設置されるそうですが、外へ出て行くということはウイルスを他の病人からもらう、もしくは自分がばらまく事になるのだと言うことを知っておいてください。

対策3:フェーズ6になったら外に出るのは難しくなります。外出禁止が薦められるからです。ですから食料や薬、マスクなどを備蓄しておいてください。食料は少なくとも2週間といわれていますが2ヶ月分は備えておく方がよいです。米・缶詰やレトルト製品・水など・・・

子どもやお年寄りよりも働く世代の人々がよく死亡している理由は・・・

この新型インフルエンザのためにメキシコで死亡した人々の平均年齢は39歳です。

これはサイトカインストームによるものだと言われています。

サイトカインストームとは・・・

ウイルスが身体に入っていると人には免疫機能があるため入ってきたウイルスと闘おうとします。全身のサイトカイン(免疫)を高めウイルスを排除しようとする生体防御反応なのです。この反応する力が働く世代は強すぎるの免疫を総動員したことでかえって疲れ果てて自分の生体を弱めてしまうことになるのです。

その結果、全身の血管や臓器が傷害を受け多臓器不全という状態になってしまうのです。


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