2010年1月6日
看護師が書くのは「しあわせの処方箋」

看護師が主役のドラマ「しあわせの処方箋」ってご存じですか?

これはアメリカの映画ですが、これまでERやグレイグアナトミーなど医者が主役のドラマが多かったのですがついに看護師が主役のドラマが登場です!

タイトルがうまいですよね。医師が書く処方箋は「からだをなおす」のが目的だけど、「しあわせの処方箋」は看護師が書く!うんいいね。

原題は”HAWTHORNE ”でホーソンと読むらしい。これは主役の看護師長の役名ティーナ・ホーソンからきているみたいですね。

でもわたし、ホーソンってきくと大学院の指導教官から習った「ホーソン効果」を思い出します。

ホーソン効果は、研究や調査をする上で必ず出てくることばです。

これは、労働者の労働環境と生産性について研究した際に、工場の照明を明るくしたら生産性が向上したという結果がでたのですが、よく調べてみたらそれは上司が調査のためにこの工場で働く労働者を観察していたために労働者が「上司に見られているから一生懸命お仕事をした結果、生産性が向上した」ということがわかったということから来ています。

つまり、人は見られていたらそのことが理由で行動が変化してしまうということです。ですから私たちのような「人を観察する研究」ではそのバイアスが避けられないのでできるだけそのような手法をとるときは慎重にならないと正確な結果がでないと言うことです。

この「ホーソン効果」の意味が原題の”HAWTHORNE ”の隠喩になっているのでしょうか?この先、ドラマを見ていたらわかるかな?

いまのところ、あんまりインパクトある感じでなく進んでいるのがちょっと不満。実はこんなことも看護師の役割だって言うような場面もでてくるのですが、看護師のもつジレンマみたいなものも大きく表現されていて辛い仕事って言う面が出過ぎている気がします。やりがいある尊い仕事で生き甲斐を持ってやれる仕事って言うのをもっと表現して欲しいなって思います。


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