2011年6月1日
津波で薬を流された人々に薬はどうやって処方されたのか

長らくご無沙汰してました。ツイッターをご覧いただいている方々はhatsumikのIDでしょっちゅうつぶやいているのにこちらにはなかなか書かないなーと思っておられたと思います。

被災地で出会ったリウマチ患者さんは我慢されている方が多かったです。「リウマチでいらっしゃいますか?困っていませんか?」とお声をかけるとといろいろお話してくださいました。

まず身一つで逃げたせいで「薬はどうしよう・・・」と思ったようです。

私の行った避難所では薬は何とか手に入ったようで、皆さん、「3日分もらった」とか「7日分もらった」とか言っておられるのです。

津波で家も薬も流され身一つで逃げてこられた方々がいったいいつどこで薬をもらえたのだろう?

と不思議に思っていたのですが、被災者の方々を支援した調剤薬局の方の書き込みを偶然にツイッター上で見つけたのです。それにお返事したら、またその付近の総合病院の医師からもお返事いただいて全貌が判明しました。

薬に困る慢性疾患の方々があまりに多くおられることがわかっていたその総合病院は、震災当日からトリアージ診療とは別に慢性疾患患者に対する定期薬処方が必要だと認識し、翌日から処方外来を開始したそうです。調剤薬局は被害が大きくすぐに業務開始は難しかったので、病院が3日分処方し、調剤薬局が再開できるようになり7日分処方を開始したそうです。

災害時には医師や看護師の活躍が注目されるけど、薬剤師さんが奮闘されていたことを聞き、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。多くの患者さんの命を、自身も被災しながらも救っておられたのだと思うと胸が熱くなりました。

 

 

 

これは後からツイッターをとおして本当に偶然真実を知ったのです。


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